マラソンを楽しく見る方法〜その1〜
こんにちは上野です( ´∀`)
スポーツの醍醐味は真剣勝負にある!
一番楽しいのはてっぺんを決める試合だ!
野球なら甲子園決勝、県大会決勝。日本シリーズ、クライマックスシリーズ。
どれも超満員になる試合です。
どのスポーツにも最高峰の大会があって、それは練習試合の楽しさの比じゃないくらい楽しい。
それは見る方もする方もだ。
陸上競技の最高峰はオリンピック、世界陸上と世界大会が最高峰である。
国内でいえば日本選手権。
もちろんそれぞれのカテゴリーで違うからインターハイやインカレが最高峰という場合もあるでしょう。
国内の日本選手権が最高峰になる瞬間はさらに上の最高峰の戦いの代表を決めるからだ。
それはもちろん4年に1度のスポーツの祭典、オリンピック。
陸上はトラック競技と呼ばれるトラックを使った走る競技と、フィールド種目と呼ばれるフィールドで跳躍や投擲など走るとは別の能力を使った種目、そしてロード種目。
マラソンと競歩がそれに当たります。
その1~マラソン代表選考の歴史~
日本のマラソンは世界でもトップクラスの実力があり、オリンピックでも世界陸上でも常にメダル争いや入賞者を輩出してきました。
男子で言えばバルセロナ五輪の森下広一選手、世界陸上では谷口浩美選手や油谷繁選手、尾方剛選手、中本健太郎選手など常にメダリスト、入賞者が出ていました。
女子はご存知の通り、有森さん、シドニーの金メダリストQちゃんに2大会連続の金メダル野口みずきさんなどなどオリンピックの金メダリストから世界陸上の金メダリストもいます。
ここ10年くらいはメダルはおろか入賞者すらなかなか出せない状況になってはいますが、それでもメダルに絡まないからダメとかそういうもんではないです。
オリンピックのマラソン代表選考は近年では2020東京五輪(2021年)とパリ(2024)の2大会とそれ以前で違います。
オリンピックの代表枠は男女とも3人。
今までは男子も女子も数回のマラソン大会で上位者の比較で選考委員が選ぶという形でした。
しかもそれぞれ環境が違う3つの大会からの選考です。
マラソンはロード競技のため必ずしも環境が同じとは限りません。コースも違うし、気候も違う。
トラック競技は、もし別の日にやれば多少の気候の違いはあれど競技場は同じように作られているためこの競技場だからタイムが違うとかは基本的にはありません。
しかし、マラソンは思いっきりそれがあります。笑
東京と大阪で1ヶ月、日程が違えば気温も風も違う。
東京と大阪は全く別の地域だから坂の回数、角度、走りやすさなど全部が全く違う。
そんな違う大会、から3人を選ぶという難しいことをやっていました。そして最終的には世界陸上の結果、選考会である3つの大会の4つから選考をしていました。
なぜか?
それは各大会とも歴史があり、オリンピックと関係なく毎年開催されている大会なのですが、大会を開催するにあたりお金も必要だし、盛り上がりも必要です。
今年、大リーグのドジャースが韓国で開幕戦を行いますが、大谷くんや山本投手がいなかったら日本人は大金かけて韓国に行こうと思いますか?
ドジャースの勝ち負けを報道しますか?
答えはNOです。
しかし、大谷くんと山本投手がいることで50万くらいのツアーが組まれたり、チケットの争奪戦になっていたりと盛り上がりがハンパないですよね!
マラソンも大谷くんとは言いませんが、有力選手が出ることで盛り上がります。
盛り上がるなら、スポンサーもつきます。
うまく大会が開催されるってわけです。
選考結果
そんな大人の事情で3つの大会と世界陸上の結果から選考されていて、以前は物議を出しに出しまくっていました。
例えば1個目の大会で気候もよく、素晴らしいタイムで走ったが海外の選手に負けて2位のA選手と、タイムはA選手より2分遅いけど優勝したB選手、そのA選手B選手よりもタイムが良かったけど海外の選手に負けて5位だったC選手。世界陸上で4位になったD選手。
さてどうする?
みたいなことが起こるわけです。
これはもう誰を選んでも文句が出るわけですよ。
A、B、Cを選んだら、世界で戦える実績を持つD選手が落ちるし、BCDならAはBよりも速いのになぜ?だし、ABDなら最速タイムを持つCはなんで?
もう文句絶対出る。
毎回そんな感じだったんですよ。マラソン選考会って。
そしてもう1個問題があった。
それは世界で活躍するのに大事な要素の一つでもある経験。
世界陸上の結果を重視する陸連ですが、なぜかというと世界陸上という大舞台で結果を残せるメンタルと調整力、もちろん代表に選ばれている実力もある。
そんな選手を選びたい。
しかし、選考会でマラソン2回目くらいの選手が調子が良くハマりにハマってその年の最速タイムを出すなんてことは結構あります。
いわゆる一発屋。
もちろんその後、力をつけて成長するということは大いにありますが、それが自己ベストだったなんていう選手もたくさんいます。
選考会の時が自己ベストだったわけで当然、オリンピックでは良い結果が出ず、その後も活躍したとは言い難いなんていうこともあるわけです。
さてどうしたものか。
続く・・・
著者
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美脚美尻美姿勢を丸ごと手に入れる
美筋トレ専門パーソナルトレーナー
上野 喜貴(うえの よしたか)
埼玉県坂戸市出身
3人兄姉の長男として生まれ、幼少期から野球を始める。プロを目指し日々練習に取り組むが断念。
肘をケガした経験や、より多くの方にスポーツを楽しんでもらいたいという想いからスポーツトレーナーの専門学校へ進学。
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