著者
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美脚美尻美姿勢を丸ごと手に入れる
美筋トレ専門パーソナルトレーナー
上野 喜貴(うえの よしたか)
埼玉県坂戸市出身
3人兄姉の長男として生まれ、幼少期から野球を始める。プロを目指し日々練習に取り組むが断念。
肘をケガした経験や、より多くの方にスポーツを楽しんでもらいたいという想いからスポーツトレーナーの専門学校へ進学。
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こんにちは!
代表の上野です( ´∀`)
さて今日のテーマは「上尾シティハーフマラソンに参加した」ってことでよろしくです!
先週末の日曜日に上尾市で3年ぶりに開催された上尾シティハーフマラソン。
以前は上尾市に住んでいたこともり、3回目の出場かな。
ということでハーフマラソン体験記を書きたいと思います。レースってどんな感じ?辛いの?どうしたらいいの?みたいなことを書きますので興味ある方はぜひ!
まず、上尾シティハーフマラソンはどんな大会かというと、そこら中でハーフマラソンの大会は開催されていますが、上尾の特徴は、箱根駅伝を走るランナーがテスト的に多数参加する点です。
今年も駒澤大学、中央大学、東海大学、国学院大学といった有力校から山梨学院大学のケニア人留学生や惜しくも出場できなかった拓殖大学などの選手が多数参加しました。
各大学の選手は春先から秋にかけてはトラックレースに出場します。トラックは長くても10000M、しかし箱根は1区間20kmのハーフと同じくらいの距離になるので、秋口はハーフに出場する選手が増えます。
駒沢のエース田澤選手のように、速いのがわかっている一部のエース選手を除いてレギュラーが当確していない選手たちによる箱根レギュラー争奪戦!がこの上尾シティハーフマラソンっていう感じなんですね。
そしてなかなかケニア人選手はハーフマラソンでは見かけないですが、今年優勝した山梨学院大学のムルワ選手のように強いケニア人留学生も参加するので、実業団の選手なんかも参加します。
普通のハーフマラソンの優勝タイムは大体1時間10分前後になることが多いですが、学生や実業団の選手が参加すると2分台、今回のムルワ選手に至っては1分台という超ハイレベルなレース、それが上尾シティマラソンなんです!
とはいえ、私のような一般の市民ランナーも参加できるので速くなくても大丈夫。一昨日もそらジローのコスプレをした人が一生懸命走っていたのを見かけましたし。笑
また11月に開催するという箱根駅伝に出場する選手からしたら最終試験の日程としてもちょうどいいし、コースもフラットなのでタイムも出やすいし、都内からも多少近いので出場しやすいのがこのレースなんですね。(3年前に出た時は駒沢の大八木監督が自らバンを運転して帰っていくところを見ました。)
さて、では一般市民がハーフマラソンに参加するとどうなるか?
お伝えしましょう!
まず、全く練習しないっていう場合はよほど体力マンじゃないと基本的に関門に引っかかります。
上尾は2時間30分で終了となります。(競技場に入れない)なので練習は必須です!
エントリーは大体は半年から3ヶ月前くらいまでにしないといけないのでしておきます。夏くらいになると秋口の大会の参加のお知らせだったりホームページが作られたりしてます。そして準備を整えたら当日です。
当日の朝は9時のスタートに合わせて会場に向かいます。上尾は競技場がスタートゴール。競技場は駅から20分くらい歩きます。どんなイベントでもとにかく早く行きたい私は、スタートの1時間前にはもう準備万端で座っていたいタイプなので、7時半過ぎに着くように行きます。笑
40分頃に競技場に到着し、コロナのため、検温と誓約書を提出したら、準備をします。効率がいい人はすでに走る格好で会場入りしますが、私はアップをするので会場で着替えるタイプなので、荷物が多くなりがちです。
とはいえ準備はしていくので実は、1時間20分も前に着くとやることがありません。笑
大体、準備を済ませたら60分から40分前にはアップに行きます。ちなみに一緒に出場した人はアップをしないタイプでウェアとかシューズとかも全部家から着てくるタイプの効率いい人なのでただただ椅子に座ってました。
スタート20分前くらいには荷物の場所に戻りレースのウェアに着替え、スタート地点へ向かう準備をします。真冬の時はもっとギリギリまであったかいウェアを着てますけど。
だいたい10分前にはスタート位置に行き準備完了!後は号砲を待つのみ!
スタートすると、周りのペースが速いので絶対に自分も速くなります。もしレースプランを考えているのなら周りに流されず自分のペースを刻むようにしましょう!って思っていてもほぼ間違いなく速くなります!笑
私も今回は、1kmあたり6分いかないくらいのペースで走って後半は5分30秒程度まであげられれば2時間は切れるだろうと考えていました。
スタートして1kmで時計を見たら4分58秒でした。はい!もう速すぎますね。
ただ練習ができているようでできていないくらいの感覚でしたので、もしかしたらいけるかも?と思ってそのまま1km5分程度のペースを刻むことにしました。
だんだんレースが進むと周りには自分と同じくらいのペースを刻む人が増えてきます。そうしたらリズムが合いそうな人の後ろにつかせてもらう。(すんません)そうすると楽に走れるしペースの上げ下げを自分で考えなくてよくなります。
大きなレースでペースメーカーがいることがありますがペースメーカーについていけばそのペースで走れるので記録のアシストになるわけです。今年の東京マラソンでキプチョゲ選手がいいタイムで走りましたけど、キプチョゲ選手のペースメーカーが何人も付いていてペースメイクしてましたね!(コース間違いしてましたけど)
練習をしている人だと10キロくらいまでは「なんだ、今日調子いいじゃん」って思っちゃいます。しかし、10キロを過ぎると足が重くなってきます。上尾でいうと、折り返しを過ぎると10キロなのでその辺までは割と楽に走れる。
その10キロ前後あたりでしかすれ違いがないので友人知人が参加してる場合はそこですれ違うとちょっと元気になります。笑
13キロ過ぎくらいにちょっとだけアップダウンがありますが、そこだけって思っていると意外と乗り切れます。
そこからやっと帰路らしい帰路になって15キロをすぎ、18キロくらいまでいくと普段は「ここ坂だったの?」っていうくらいのゆるやかな登り坂になります。
けど足がもうキテるので絶望に感じるのです。その絶望坂を過ぎると線路をくぐるためのアンダーパス。
行きに通った時はくだり坂イェーくらいに思っていたのに、帰りは絶望坂を過ぎた後なので超絶望坂となります。
超絶望坂を登りきると上尾駅前を通り、競技場まで後1キロくらい。
そこで考えるのが「競技場、1周するんだっけか?」「それとも競技場入ったらすぐゴールか?」もちろんすぐゴールを望むのですが、ここでも絶望します。どう考えても残りの距離を見ると1周するパターン。
そして競技場に入ると、トラックを走る選手の姿。最後の絶望と、あと少しという歓喜が入り混じった感情でラストスパート。
無事ゴール。
ゴール後すぐになぜかティッシュのサービス。それよりもドリンクをくれー。
ドリンクくれると思ったらゼリー。最後の絶望はここでした。(飲んだら美味しいしゼリーでも良かったです。笑)
しかし、ゼリーのサービスやティッシュ、途中の給水、走路員の方々はきっとボランティア。そういう方がいるからこういう大会が成り立っていると忘れずに感謝して、僕もどっかの大会でボランティアをやろうと思いながら荷物の場所へ移動しました。
ゴールするとすでに学生や陸連の選手の表彰式が始まろうとしてました。そうだよね。50分くらい前にゴールしてるんだから。
荷物のところへ行き、着替えをして一緒に出た妻を応援しに沿道に出て、ゴールを待って着替えて終了。
さらにドMな僕ちゃんはすぐに野球の試合に向かうのであった。
ということでレースはしんどいしキツいけど楽しさが満天!
絶望坂とか3回くらい絶望を味わってからのゴールの歓喜は格別ですよ!そしてフルマラソンはハーフでは3回しかなかった絶望が32回くらいあります。2倍だから絶望も2倍かと思ったら大間違いで後半の21キロはほぼ絶望だらけです。
けど人生は1回しかありません。しかもフルマラソンにチャレンジしようと思ったらそれなりの体力がないと難しい。じゃあやめようではなくぜひチャレンジしてもらうとより人生が充実する!そんな風に私は思っています。
以上!