著者
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美脚美尻美姿勢を丸ごと手に入れる
美筋トレ専門パーソナルトレーナー
上野 喜貴(うえの よしたか)
埼玉県坂戸市出身
3人兄姉の長男として生まれ、幼少期から野球を始める。プロを目指し日々練習に取り組むが断念。
肘をケガした経験や、より多くの方にスポーツを楽しんでもらいたいという想いからスポーツトレーナーの専門学校へ進学。
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こんにちは!
代表の上野です( ´∀`)
さて、今日は「やればできるよ」っていう話。
21世紀枠
これを読んでいる方々はあまり興味がないと思いますが(笑)先週から選抜高校野球が始まっています。
高校野球は、春と夏に全国大会があって、夏は、6月から7月にかけて各自治体で予選を行なって優勝したチームが甲子園に集まるといういたってシンプルな大会。ゆえに選手権大会と呼ばれています。
一方、春の選抜は「選抜」というくらいですから、各地方からまさに選抜します。
その判断材料となるのが、前年秋に行われる各県大会や地方大会の成績。
埼玉県でいうと、10月くらいに埼玉県大会があって、優勝か準優勝をすると関東大会に出場できます。
関東地方の出場枠は4.5です。実は、東京だけは別で大会を開いて、東京の枠が1.5。合わせて6ということになっています。
つまり、埼玉県で春の選抜に出場したいと思ったら、まずは県大会で優勝か準優勝をすること、そして、関東大会でベスト4以上に残ることが求められるというわけです。
ちなみに今年は県大会を優勝した浦和学院が関東大会でもベスト4に進出したため、選抜され、開幕試合で勝利しています。
そして、各地方でも割り振りされた枠があってそれに沿って選抜されます。
その枠は全部で28枠あります。これを一般枠といって、他に神宮枠と21世紀枠というのが存在します。
神宮枠は、その地方大会で優勝したチームだけを集めた神宮大会という大会で優勝した地方に割り振られます。関東が優勝すれば関東が5.5になるわけですね。今年は大阪桐蔭が優勝したので近畿地区に1枠がプラスされました。
もう一つが21世紀枠。
これは、県大会ベスト8以上で、ハンディや特色などを評価して各県の高野連が選抜して、最終的にそこから3つ選ばれるという枠です。
簡単にいうと、豪雪地帯で冬に練習できないとか、人数が少ないとか、文武両道で東大合格者がいるとか、あとは高野連の偉い方が好きなのは公立校なのに頑張っているとかそういう高校が選ばれます。
今回選ばれたのは福島ベスト8の只見高校、福井ベスト4の丹生高校、大分準優勝の大分舞鶴高校の3校。
特に只見高校は、部員が13名で福島県大会ベスト8と、甲子園に出るチームとしては成績はダントツに悪いわけです。
正直な話、部員13名で、冬は練習が思うように出来なくて、県大会ベスト8くらいで甲子園に出ちゃっていいの?
と思っていました。
やればできる
全試合を見ているわけではないので、なんとも言い難いですが、今回その只見高校の試合は見ることが出来ました。
相手は、一騒ぎ合った、東海地区の甲子園常連校の大垣日大。
岐阜大会準優勝で、東海大会ベスト4ですから、実績としては悪くないです。ただ、選考でモメただけで。笑
始まる前までは圧倒的に大垣日大が勝つのかなーと思っていました。きっと只見高校の選手は線も細くて、ミスも多く、ただ元気だけがあるみたいな高校だろうなーって思っていたが、ところがどっこいである。
只見高校の選手、線は細くない。大垣日大の選手と比べても遜色ない。
ミスももちろん高校生だからあるにはあるが、許容範囲内のミス。(とんでもないミスとかはない)
そして、最初から思っていたように元気も超ある!
何より楽しんで野球をやっている。ただそれは大垣日大の選手もそうだ。
お互い楽しそうに野球をやっている。
結果は、大垣日大が6−1で勝利したが、思ったほど点差も開かず、いい試合だった。
只見高校、練習環境も悪いし、部員も13名しかいないし、近くにバンバン練習試合が組めるチームがあるわけでもない。
きっと地元の子と、何やら留学生制度(村外の)があるらしいが、大阪からとか東京からというのではなく、福島の別の地域から行く制度らしいので福島の子しかいないであろう。
私は、埼玉の公立校ではあったが、部員が60人いて、専用のグラウンドがあって、毎週練習試合を組めるような地域にあって、公立だから地元の子しかいなかったけど地元には硬式チームがあったり、軟式でも強豪中学があったり環境はかなりいいなと思う。
そんな高校でも努力と工夫とやる気で甲子園に出ることが出来るんだなぁと改めて思いました。
私も含め、ちょっとダイエット本気でやろうと思った方、本気出してやればできる!
そう思った試合でした。
あとがき
そんな感情になったはなったけど、私は21世紀枠には反対なのですね。
何故かというと、今回は只見高校の選手たちの工夫や努力がすごいなぁと思いましたが、甲子園に毎年行くようなチームはそれこそ血の滲むような努力をしています。
なのに、県大会ベスト8でも甲子園に行けて、地方大会準優勝でも行けないという不公平感がすごい。
もっというと、例えば埼玉は150校近くの高校が参加するが、友人が甲子園に出た時の福井のチーム数は30校程度だ。
1回勝つとベスト16。5回も勝つと甲子園に行ける。埼玉は5回勝つとベスト8に進出する。
時代が違うのだから、編成も見直してほしいものですね。ちなみに陸上のインターハイへ出場するには、埼玉なら県大会を突破して北関東大会で6位以内。埼玉から6人でもおかしくないという編成。
競技が違うからなんともいえないけど時代に合わせた改革が必要ですね。