著者
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美脚美尻美姿勢を丸ごと手に入れる
美筋トレ専門パーソナルトレーナー
上野 喜貴(うえの よしたか)
埼玉県坂戸市出身
3人兄姉の長男として生まれ、幼少期から野球を始める。プロを目指し日々練習に取り組むが断念。
肘をケガした経験や、より多くの方にスポーツを楽しんでもらいたいという想いからスポーツトレーナーの専門学校へ進学。
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こんにちは!
代表の上野です( ´∀`)
さて今日のテーマは「プロテインはもう古い?」というテーマでいきましょう!
最近、YouTubeなどの動画を見ていて、こんなCMが流れてきました。
「プロテインはもう古い?」
だそうです。
そもそも古いとか新しいとかっていうものではないと思うのですが。
なので最後までCMは見てないのですが、どうやら新しい製品を買ってもらうためのCMみたいですね。
それでよくあるのは「プロテインではなくアミノ酸がいい」とか「HMBが流行ってるとか」です。
ということで解説していきましょう!
プロテインとは?
基礎的な話を何回もしますが、まずプロテインとはタンパク質のことで、いわゆる日本ではタンパク質のサプリメントのことを指します。
タンパク質とは三大栄養素の一つで、筋肉や皮膚、髪の毛など体のあらゆるものの材料となりますし、エネルギー源ともなります。
つまり人間には欠かせない栄養素ってことですね。
そのタンパク質は口から摂取すると最終的にアミノ酸という物質に分解されて、体内へと吸収されます。
タンパク質とアミノ酸の違い
説明した通り、タンパク質が分解されると最小単位としてアミノ酸になります。逆にいうと、アミノ酸が集まった(50個以上)物質がタンパク質ということになります。
タンパク質は筋肉の合成に深く関わりますので筋トレをするのであれば体内にタンパク質を多くしておきたいので筋トレの2時間前くらいにとっておくと筋トレした後の合成にも役立ちますし、常にタンパク質の血中濃度をあげておきたい(筋肉の分解を防ぎたい)ので寝る前などにとっておくといいでしょう。
アミノ酸は運動直前や中、運動後などにエネルギー不足による筋肉の分解を防いだり、エネルギー補給としても使えますので摂取するといいでしょう。
というように使い分けることができます。
HMBとは?
HMBとは簡単にいうと必須アミノ酸、9種類のうちの1つであるロイシンが代謝されて出来る物質です。
ロイシンとは筋肉の合成や分解に関わるアミノ酸として重要なものです。
摂取すると、筋肉の合成を促し、分解を防いでくれる役割があるよ!ってことですね。
しかし、HMB単体で飲んでもあまり効果はないので、基本的には必須アミノ酸全種類と一緒に飲むことをお勧めします。要するにプロテインと一緒に飲みなよ!ってことです。
プロテインに新しいも古いもない
ここまでお伝えした通り、プロテインというのはアミノ酸の集合体、体内に取り込まれて使われる時にはアミノ酸に消化されてから吸収されるので名称がアミノ酸に変わります。
アミノ酸には体内で合成できない必須アミノ酸9種と非必須アミノ酸11種の合計20種があって、どれも筋肉の合成や分解を防ぐのに必要なものになります。
それを多く含みたくさん吸収速度が遅いのがプロテイン(タンパク質)で速度が速いのがアミノ酸。
速度が遅いメリットは常に血中アミノ酸濃度が高い状態を保てて、筋肉の分解も防げる。速度が速いメリットは激しい運動中などでエネルギーがなくなって筋肉の分解が起こるの防いだりします。
その中でもとりわけロイシンというアミノ酸は筋肉の合成に深く関わるよ!なのでそれを最初からとっちゃおうぜっていうのがHMB。
しかしそれ単体ではあまり効果は発揮されないので結局は、しかるべき量をしかるべきタイミングで摂取することをおすすめします。
つまり現時点では新しいとか古いとかはありません。今後はそんな新しい物質が見つかるかもしれないし、今までの見解が違っていたという発見があるかもしれないですけどね。
ということで、変なCMとかに惑わされず、必要なものを必要なだけ摂取していきましょう!