著者
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美脚美尻美姿勢を丸ごと手に入れる
美筋トレ専門パーソナルトレーナー
上野 喜貴(うえの よしたか)
埼玉県坂戸市出身
3人兄姉の長男として生まれ、幼少期から野球を始める。プロを目指し日々練習に取り組むが断念。
肘をケガした経験や、より多くの方にスポーツを楽しんでもらいたいという想いからスポーツトレーナーの専門学校へ進学。
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こんにちは!
代表の上野です!
そういえば、ちょっと遅くなりましたが、ロッテの佐々木投手の完全試合!
見ました??(テレビ放送はしてなかったみたい)
全然知らない方のためにその人が誰で、何がすごくて、何だったの?っていうのを説明すると…
まず、佐々木朗希投手は、20歳のプロ野球選手。
出身は岩手で、大船渡高校からドラフト1位でロッテに入団しました。
岩手といえば、メジャーリーグの大谷翔平選手の出身地でもあります。ちなみに岩手出身で現在2名のメジャーリーガーがいて、2名とも花巻東高校卒業です。(大谷くんと菊池雄星投手)
そんな流れの中、佐々木投手も中学時代は岩手でも評判の投手で、当然、花巻東を始め全国の強豪校からスカウトがあったことでしょう。しかし、佐々木投手は、地元の仲間と甲子園に行きたいという想いで、地元の大船渡高校に仲間と一緒に入学します。
岩手の高校野球界は、花巻東と盛岡大付属の私学勢が席巻し、県立の大船渡高校がそれらを破って甲子園に出れば、まさに快挙ってことになるわけですね〜!
当時の佐々木投手は、高校でもグングン成長し、ついには高校球界で最速の163kmのスピードボールを投げるまでに成長します。
高校3年生の夏の時は、強豪私学を撃破し、ついには準決勝で完封勝ちをおさめて決勝に進出します。
決勝の相手は、横綱の花巻東高校。
しかし、大船渡高校も佐々木くんを中心に、花巻東を破る可能性もあるというような戦前の予想。
実際には、準決勝で完封した佐々木くんを決勝では投げさせないという、判断を監督がして、佐々木くんは決勝戦に出場することなく敗退して、甲子園出場はなりませんでした。
この決勝戦の采配に賛否が分かれ全国的に大騒動になりました。
佐々木くんは190センチあり、細身、その上で160kmのボールを投げるというどう見ても、いつか故障するだろうという体格のため、監督はおそらく、佐々木くんの将来を考えて投げさせないという決断をしたのでしょう。
当時は、佐々木くんもそうだが、他のチームメイトにとっては甲子園が最大の目標なんだから全力で勝ちに行くのがいいとか、日本の宝に怪我をさせちゃいけないとか本当に賛否両論でした。
ただ当の本人たちにしかわからないことなので、外野がとやかくいうことではないってことですね。
そんな、夏の大会を終えて、秋にはU18日本代表に選ばれて、海外の国相手に試合をしましたが、怪我もありほとんど投げずに大会を終了しましたが、練習の時の映像など、試合にほとんど出ていないにも関わらずメディアは佐々木を最注目選手に上げていました。
その年のドラフトで、4球団競合の末、千葉ロッテマリーンズに入団。
1年目は体づくりに当てて、1軍2軍のどちらでも試合では投げず、育成期間に当てられていました。
2年目の昨年は、1軍デビューを果たして、プロ初勝利も記録して、今後成長が見込まれる活躍をしました。
そして3年目の今年は開幕から1軍に帯同し、開幕カードから先発起用され、2勝を挙げていました。
そして迎えた4月10日の対オリックス戦
先発した佐々木は途中、日本記録となる13人連続奪三振という記録を打ち立てます。(これまでは9者連続)
そして、28年ぶりとなる9回を一人のランナーも出さない、完全試合を達成!
これがいかにすごいかというと、28年前は巨人の槙原投手が達成しましたが、私が生まれて今までその1試合しか見たことがないという超レアケースです。
甲子園の大会を含めてもないんじゃないかな。
野球は9回まであるので、全員がアウトになっても27人の打者と対戦しなくてはなりません。
プロ野球選手なら、どんな相手でも27人が全員凡退はほとんどないです。ただほとんどないことなのですが、数年に1回は打者が1本のヒットも打てないことはあります。それをノーヒットノーランと言いますが、これは割とおこるケース。
ノーヒットノーランはランナーはいくら出してもヒットと点が入らなければ達成できます。
どんな投手も9回を投げていれば1回くらいは四死球を出すもの。
プロ野球では多くはないですが、2試合か3試合に1回は誰かエラーします。
完全試合はその四死球やエラーも許されません。
プロなんだから四死球は出さないだろ!って思う方もいらっしゃいますが、四死球を出さないようにするゲームではなくて、点を取られないようにするゲームなので、なるべく打たれないところいにボールを投げます。
それは、ストライクかボールかギリギリのところを攻めるため、ちょっと外れると四球になる可能性があります。
それすらもなく、今回に限っては1試合19奪三振という日本記録も付いてきてまして、27個のアウトのうち、19個が三振。
つまり守備する機会も8回しかなかったのでエラーするチャンスすらほとんどなかったということになります。
ちなみに三振は10個を超えると割と多いっていう印象です。
9回に近づくにつれ守っている野手にもエラーしてはいけないというプレッシャーがかかり、9回のショートゴロは、正直、見ていて怖かったくらい丁寧に動いて、ガチガチなまま処理してました。笑
最後は三振で締めくくり、完全試合を達成して、正直な話、25年以上野球をやっていて初めてのことで鳥肌が立ちました。
しかもテレビ中継がなかったので、速報アプリの字幕で鳥肌がたつという前代未聞。笑
と、野球人からしたら、ものすごい出来事が先週末にあったんだよ!というお話でした。
これを機に、佐々木朗希投手、注目してみてはいかがでしょう。それでは!